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WBC初代王者!

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日本が決勝に行けたことは、本当に嬉しいし、それが日本時間の祝日のお昼にプレイボールだなんて、できすぎたようなシナリオ。家で見るよりも、野球ファンが集まるところで見たい!と思い、準決勝に引き続き、スポーツカフェで、決勝戦を見ることに決め、スポーツカフェに出掛ける。

ゲーム中はお客さんみんなでとにかく息をのんで応援。そして勝利の瞬間は、全員がビールで乾杯。こんな楽しい勝利の瞬間ははじめてだった。

今日のゲームは、本当に決勝戦にふさわしい内容。もう、細かいこといろいろ書きたいけれど、そんなことは、スポーツニュースのサイトで沢山書かれるだろうから、とにかく今は喜ぶ。これで、少しでも野球ファンが増えてくれると嬉しい。今まで、サッカーはワールドカップの時期、あんなに国をあげて熱くなるのに、野球はどうして、あそこまでは盛り上がらないのだろう?と若干不満だったから。

今日の優勝の瞬間は涙がでた。なんだか王監督は、私からみるとすごく人間味のある監督という気がして、コメントも、監督らしい用意されたコメントを話す、というよりも、一人の野球人として、心からの言葉を素直に口に出しているようで、とても好感が持てる。だから、阪神がダイエーに負けたときも、まあ、王さんのチームなら仕方ない、とまでも思った。

家に帰って何度もスポーツニュースを見る。何度も見たシーン。日本の初回の畳みかけるような得点シーン、キューバのホームラン、日本のエラー、ピンチ、キューバの追い上げ、それをつきはなす日本の最終回の攻撃。何回見てもジーンときた。結果が分かっているのにドキドキした。そしてシャンパンファイトの映像。今までの苦労を忘れてはしゃぐイチローはじめ、選手のみんなのコメントを聞いていたら、本当に良かったね、と何度も言いたくなる。

イチロー、イチロー、と、イチロー選手のことばかり言うのはどうかと思うけれど、今回のWBCで、イチロー選手の今まで見られなかった表情を何度も見られた。こんなにこの人は、チームとしての勝利、優勝に焦がれていたんだなあ、と胸が熱くなる。いくら、メジャーで成績をあんなに残しても、「記録じゃないですから」とクールにしていたのは、それはやっぱり個人の記録だからであって、こうやって、チームとして、みんなで勝ち取った最高の賞、それをみんなで喜ぶことができたことが、本当に幸せだったんだろうな。MLBの主力な選手が、続々辞退する中、「世界一をめざせるのはこのチームしかいないと思いました」といって、誰よりも先に日本代表の一員として戦うことを示したイチロー選手。世界一という目標が、一度は手のひらからこぼれおちそうになったときは、子供のようにふくれて落ち込んで、またそれに挑戦できることになったときの、再挑戦へのみなぎる自信、そして本当に目の前に現実になって、あんなに笑顔をはじけさせて、やっぱりこの人って、本当に野球が好きなんだ、と心から思った。

イチロー選手や、松坂選手が、優勝はものすごく嬉しい反面、このメンバーと野球ができるのが今日で最後。それがとても寂しい、とコメントしていた。それは、私にとっても、とてもとても寂しい。だけど、これから日本では待ちに待った(私にとっては)野球シーズンが始まる。今回活躍した選手や、もちろんそれ以外の選手が活躍するのも、とても楽しみ。今年のプロ野球は、いつも以上に熱をいれて見てしまいそうな予感。

by blossoms_0606 | 2006-03-21 23:06 | スポーツ

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