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花森安治と「暮しの手帖」展へ

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アトリエでデッサンの後、友人と待ち合わせて世田谷文学館に、花森安治と「暮しの手帖」展を見に出かける。

以前に一度訪れたことがある世田谷文学館は、閑静な住宅街に囲まれていて、それほど大きくないながらも、年に数回催される企画展も興味があるものが多く、世田谷にゆかりのある文学者を紹介している常設展もなかなか面白い。

「暮しの手帖」展は、あまり広くないスペースでの展示だったが、暮しの手帖のバックナンバーがずらっと並べてあったり、表紙原画が飾られていたり、花森さんに関する資料や、ゆかりの作家の生原稿なども見られて見応えがあった。

花森さんが編集者達に伝えた言葉のなかで、印象に残ったのは、「好きな文章を書き写しなさい」というもの。書き写すことで文章力も磨かれるし、文字も整う、とのこと。花森さんも実践されていたらしい。最近、本当に文字を書く機会が減って、たまに文章を書こうとすると、なかなか言葉がでてこなくてもどかしく感じることも多い。ぜひ実践してみようと思った。そしてなるべく、文字を書く習慣をつけたい。

下北沢まで足を延ばして、休憩しようとしたが、目的のお店がなかなかみつからない。下北沢にくると、いつも同じような目にあう。線路沿いのスポーツクラブを目印に、とのことで、その線路沿いのスポーツクラブはみつけたのだが、店自体はどこにも見あたらない。ぐるぐる歩きながら、結局一駅分もあるいて隣の駅にたどり着いてしまう。気を取り直して、もう一度下北沢の駅まで戻り、方向を確認し直して歩いてみると、やっと見つけた。何のことはない、最初に見つけた線路沿いのスポーツクラブは、全く逆の方向にあった、もう一つのスポーツクラブだった。最初から間違っていたのだ。

風が冷たくなってきた中、手がかじかむほど充分に歩いた後の、暖かいスープとマフィンの美味しかったこと。

by blossoms_0606 | 2006-04-06 18:22 | イラストレー ション/アート

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