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自転車ぶらぶら

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朝家をでるときは、最寄り駅まで自転車、そこから私鉄と地下鉄を乗り継いで、四谷三丁目にあるセツ・モードセミナーに向かうつもりだった。しかし、最寄り駅の近くまで来たとき、空は晴れ上がって気温も暖かく、思わずそのまま自転車を走らせてしまう。めずらしくワンピースを来ていたため、全く自転車向きの服装じゃないまま、都内を走ることに。

久しぶりのアトリエで、友人達と久しぶりに会話。そのときに、30代になってからのほうが、ずっと毎日が充実している、というようなことを話した。確かに、私も30をこえてからのほうが、気持ちが穏やかになったような気がする。そして、やりたいこともある程度できるようになってきたということもあるのか、自分の好きなこと、続けていきたいことが、ようやくしぼられてきたような気がした。人に比べて遅いのかもしれないけれど。

アトリエを出て、自転車で表参道に向かい、HBギャラリーで牧野伊三夫さんの展示を見る。牧野さんの展示は、毎年12月のこの時期に、HBギャラリーで行われている。私にとって年末の楽しみの一つ。今年は各地を旅した淡彩画の他に、ウイスキー工場をモチーフにした木版画も飾られていて、たいそう魅力的。牧野さんがギャラリーにいらっしゃったが、緊張して話しかけられず。ギャラリーにおいてあった、牧野さんが掲載されている雑誌を拝見していたら、「あ、それ、裸の写真、ははは…」と照れていらっしゃる。牧野さんが、温泉地にスケッチ旅行したときの記事だったのだ。つられて私も笑顔になる。憧れの画家さんの一人。

夕方、ある偶然で知り合いになった方と会い、話に花を咲かす。築40年ほどのマンションの一室を自分たちの手で改装したというその空間は、土曜限定のカフェで、普段はオフィスであるときいて驚く。自分たちの手でも、ここまで改装できるものだなあ、と感心することしかり。

帰り道は思ったよりも寒くなく、自転車をとばして帰る。おみやげに頂いたりんごは蜜がいっぱいでとても美味しかった。

by blossoms_0606 | 2006-12-16 23:52 | イラストレー ション/アート

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