かにた便のこと

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千葉県の房総の先端、館山市に「かにた婦人の村」という、ところがある。

「かにた婦人の村」は、長期婦人保護収容施設として存在し、知的障害と精神障害、あるいは身体障害などを併せ持った、社会復帰が困難と思われる女性が、日本全国から婦人相談所を経て集まってきているとのこと。

かにたのことを知ったきっかけは、着なくなった衣類などで捨てるほどくたびれていないものを、どこかでリサイクルなどできないか、と思って調べていてのことだった。千葉の館山、というなじみのある土地に、そのような施設があることに驚いた。

かにたでは、リサイクル衣類を送ると、バザーに出して収益を村の運営に回したり、もう着られないような衣類でも、ほどいて、裂織りにして新しい布ものとして生まれ変わったりするらしい。私は、定期的にここへ衣類や不要品など、バザーで使えそうなものを送るようにしている。そうして、かにたからは、そのお礼状として「かにた便」という、小さな冊子が届くのだ。

かにた便には、表紙に寮生のほほえましい写真が載せられ、中にはかにたの村での出来事、イベントの報告、コラム、などが載せられている。その内容は、時にはつらい話もある。(寮生の方がなくなったり、病気がひどくなったり、など)それでも、読んでいると笑顔になることの方が多く、年に4回ほど届くかにた便は、私にとって楽しみの一つ。

冬物衣類など整理していて、またかにたに送る荷物をつくりながら、過去のかにた便など読み直していた。年末にきたかにた便には、「赤い鯨と白い蛇」という映画の撮影が、かにたの村にある洞窟で撮影された、と書かれていた。映画のサイトを見ると、館山が舞台らしい。岩波ホールで現在上映中とのことなので、時間を見つけてぜひ見に行ってみたい。

明日、また荷物を送る手続きをする。顔も知らないみなさんが、毎日元気で過ごせますようにといつも思う。
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by blossoms_0606 | 2007-02-07 23:50

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