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つくること、食べること。

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1ヶ月に一度知り合いのお宅で習っている日本料理。8月はお休みだったので、2ヶ月ぶりの教室。「長月の日本料理」のメニュ−は、
・生椎茸の酒蒸し
・秋刀魚の炊き込み高菜飯
・蒸し鶏
・秋野菜の胡麻酢和え
・ささみの果実和え
の5品。

生椎茸の酒蒸しは、酒蒸しにした生椎茸を、とろろ昆布と一緒に頂く。
秋刀魚の炊き込み高菜飯は、一度よく焼いた秋刀魚を、土鍋で高菜、人参、生姜の千切りなどと一緒に炊き込み、炊いたあと身をほぐして、混ぜ込むもの。普段は塩焼きにすることが多い秋刀魚を、このようにしてちょっと手間をかけて使うと、おもてなしにも良い。そのまますだちなどを絞って食べても美味しいのだが、サニーレタスに巻いて、コチジャンを少し塗って食べると、また違った赴きの味になる。
蒸し鶏を蒸すのにはこつがあって、ただ蒸篭で蒸すのではなく、鶏を入れた少し深めの容器に、酒と水同量をひたひたにいれ、そのままラップをかけて蒸篭で蒸す。そうするとぱさぱさにならないのだ。
秋野菜の胡麻酢和えは、胡瓜、赤ピーマン、糸寒天を同じくらいの大きさの千切りにして、胡麻酢で和える。糸寒天の歯ごたえが良い。
ささみの果実和えは、一風変わったメニューで、とりささみを霜降りにしたものに、巨峰やマスカットなどの皮を向いたものと、梨と大根をすりおろして酢で味を整えたものと和えて頂く。少しデザートよりのメニュー。最後の口直しに。

日本料理を作っていて思うのは、本当に下ごしらえの時間が長いということ。食べるのはあっという間だけれど、やはり材料の切りそろえ方ひとつとっても、丁寧に下ごしらえした材料は、見栄えもよく食欲をそそる。また盛りつけ方や器の選び方にも、気を配ることが必要。

自宅では、なかなか先生のところのような器がないので、テーブルセッティングをそのまま再現するのは難しいのだが、自宅にある器をなんとか駆使して盛りつけてみる。いつもはさっと出来る献立のほうが重宝されることが多い我が家でも、たまにこうして手をかけて気を配って作った献立はひときわ美味く、少し涼しくなった夜の静けさも合わさって食が進むのだ。

by blossoms_0606 | 2007-09-26 21:21 | 日常

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