<   2006年 11月 ( 20 )   > この月の画像一覧

どんぐりは夢をみるか

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久しぶりにセツへ。今年の秋あたりから、自分のペースを少し見直してみたところ、以前のように頻繁には通えなくなってしまった。しかし潔く卒業することもできず、この秋からも続けることにしてしまった。2年できっぱり卒業する予定で入ったこのアトリエに通いだして、はや3年半がすぎてしまった。もうすぐで大学での4年間に並ぶのか。

沢山デッサンして満足した後は、版画家の大矢雅章さんの個展を見に出かける。大矢さんは私が通っている工房の相談員もされていて、大変お世話になっている。今回は版画だけではなく、オブジェが主な展示だったのだが、切り株、蜜蝋、松やに、鉛、銅、など、大矢さんが小さい頃から親しんできた身の回りにあるものを使ったオブジェ、ということで、鉛や銅などの金属を使っているにも関わらず、すごく暖かさを感じた。どんぐりが作品の中に取り込まれていたりして興味深い。どんぐりは大矢さんの作品の中で、蜜蝋や松やにに包まれて、どんな夢を見ているのかと、そんな童話のようなことを考えてしまう。一つ、作品を購入する。展示会場にて作品を買ったのは、初めて。私は、コンセプチュアルアートのようなものは、よくわからないのものが多いのだけれど、大矢さんの展示のコンセプトはすごくわかりやすい。心にすっと入ってきた。私が購入したものは、そこから力をもらえるようなもの。植物の生命の力。

もう終わってしまったけれど、
展示の詳細はこちら。
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by blossoms_0606 | 2006-11-30 12:22 | イラストレー ション/アート

習いごと

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習いごとをしに、雪々谷大塚まで自転車で出かける。よく晴れて、気温も暖かい日の自転車は、この上なく気持ちよい。自宅から雪々谷大塚までの距離がつかめないまま少し早めに家をでたのだが、15分少々で到着。早いものだ。電車に乗ると何度も乗り換えなければいけないことを考えると、やはり自転車は便利。

小学校の頃にやったきりのその作業を、改めて教わってみると、今まで自分が思ってきた作業とは、全然方法が違っていたことに驚く。講座を担当している先生が、偶然にも最近知り合った人だった、ということもあって、この講座に参加してみたのだが、いつもより先生らしいその人の手元を見つめながら、へえ、と頷くことばかり。

来週までの宿題をやってこられるのか多少不安に思いつつ、教室をあとにする。地図を見ながら、自由が丘方面に自転車を走らせると、ものの5分ほどで到着した。クリスマスも近い自由が丘は、いつもよりもにぎわっている。久しぶりに来た街は、よその街だった。うまく馴染めない。新しくできたトレインチという小さなショッピングモールに行ってみるも、なにも買う気が起こらず、最近、四谷からここに移転したという、ブランジェ浅野屋でパンのみ買って帰る。浅野屋、移転する前は、四谷三丁目のアトリエからほど近い場所にあった。あそこにあったときのほうが好きだったかもしれない。
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by blossoms_0606 | 2006-11-29 12:16 | 日常

広島のことば

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昨日に引き続き、映画鑑賞。「父と暮らせば」を見る。一度、BSでやっていたのを見たけれど、宮沢りえさんと原田芳雄さんとのやりとりが、すごく良かったのだ。設定的に、現実離れしているはずなのに、全くそう感じないつくりになっているのがすごいと思った。死んでしまった人と生きている人との交流というのを映像にするのは、描き方が難しいような気がするけれど、この映画は、不自然さを感じなかった。

宮沢りえさんと原田さんの広島弁が、すごく自然で、とても良い。「おとったん」「ありがとありました」などの昔の広島の言葉が、耳に心地よいなあ、と映画をみながらしみじみ。衣装などもかわいらしい。この映画は舞台みたいだなあと思う。キャストも二人に加えて、浅野忠信さんの3人のみ。場所も、家と図書館のみ。すごくシンプルな作りだと思うのに、じんわりと暖かい。そして戦争の悲惨なシーンは一つもでてこないのに、原爆がいかに恐ろしいものだったのかということを、これでもかと言うほど感じる。「夕凪の街 桜の国」という漫画と、すごく似ているところがある。生き残ったものの苦しさ。助かったのに、幸せになってはいけない、という呪縛。

色々思うところはあるけれど、この映画は自分の中で特に印象に残ったものの一つであることは間違いない。
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by blossoms_0606 | 2006-11-28 19:42 | 日常

異国か祖国か

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ずっと見ようと思っていた、「パッチギ」を、ようやく見ることができた。

映画の中で飛び交う日本語、韓国語まじりの言葉。国に帰る、帰らない。北、南、という言葉、京都という舞台、チマチョゴリの制服。すべてがすんなりと入ってくるのは、幼い頃の記憶とだぶるところもあったように思う。最近はもう、家族で京都に行くこともなくなってしまったけれど、幼い頃、親戚の家にいくと日本語、韓国語まじりの言葉が飛び交っていた。無意識に私も、韓国の単語を話していたのだ。

笑いあり、涙ありの青春映画、などと書くと安っぽくなるが、見終わった後、壮快感と、なんとも言えない懐かしさのような気持ちに包まれた。
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by blossoms_0606 | 2006-11-27 16:49 | 日常

茅場町にふられ横浜へ流れる

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朝、洗濯などすませ、友人と待ち合わせした茅場町に向かう。目的はギャラリーと古本屋へ行くことだったのだが、なんと、日曜日はどちらとも定休日。だいたいは定休日などチェックしてから出かけるのだが、この日はすっかり忘れていた。仕方ないので、カレーの美味しい店でカレーを食べて帰る。

せっかくの休日なので、そのまま横浜までいき、そごう美術館にて「鈴木信太郎展」を見る。学芸大のお菓子屋、マッターホーンや、西荻にあるこけし屋のイラストなどで有名な鈴木氏の絵を、まとまって見るのは初めてだった。奥様をモデルにした、人物画の素朴な表情や、風景画の色使いなどが特に印象に残る。千葉の房総で描かれたという絵もいくつかあり、それを見ていたら、大原漁港のことを思い出す。あと半年もすると、また大原漁港への写生旅行へ行くことになるだろう。絵を描く道具しか持たず、朝おきて、夕方暗くなるまで絵を描くこ日々を過ごすというあの写生旅行に行くようになって、4年が経った。最初の年は、何を描いてよいのか全くわからなかったあの地との距離は、年を経るごとに近づいてくる気がする。あそこでの画板に向かう時間というのは、なにか特別な力が働くような気がしてならない。
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by blossoms_0606 | 2006-11-26 16:17 | イラストレー ション/アート

住宅地にある美術館

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久しぶりにアトリエでデッサンし、その後、上井草にあるいわさきちひろ美術館へ向かう。日曜日まで展示されている、茂田井武さんの展示を見に行くため。この美術館にいくときは、いつもおりる駅を迷う。下井草だったか上井草だったか。そして案の定、今日もおりる駅を間違えた。下井草でおりて、なんだか駅の様子が違うことに気付く。正解は上井草だった。

茂田井さんの展示は、思っていたよりも作品数が少なかったのだけれど、それでも、かわいらしい童画や挿絵、油絵などを堪能できた。図録などもあるかと思ったが、それほど規模が大きいものではなかったようで、少し残念。しかし、我が家には、かなり立派な茂田井武作品集がある。5年ほど前のクリスマスに、ねだって買ってもらったものだ。
常設のちひろさんの絵とファッションの企画も良かった。ちひろさんの絵、小学校の頃はちょっとこわいイメージがあったり、大人になってからも、ちょっと暗い感じがして、あまり好きではなかったときもあったのだけれど、今は、あの独特なにじみ具合と鉛筆の線が好きだ。色のあるところと、白でぬいているところのバランスが素敵だと思う。

バスで荻窪まで移動して、ひなぎくに入り、友人の展示を見る。定期的に作品の発表を続けている彼女の展示を、何回ひなぎくで見ただろうか。その度に、だんだんと彼女のこだわりが強くなっている気がする。クリスマスにはまだ早いけれど、十分クリスマス気分を堪能できた。そして会いたかった友達とも偶然に会う。こういう偶然は嬉しいものだ。

その後三鷹にて鍋。みんなで鍋をつつく、そんな季節なのだ。最近引っ越してここにすむようになった彼の部屋の窓からは畑が見えた。
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by blossoms_0606 | 2006-11-25 00:55 | 日常

日本料理を習う

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ある縁で紹介して頂いた知り合いの方に、日本料理を習いに行く。

自宅で料理教室をされているその方のマンションは、3階の部屋なのに、高台にあるせいで、なんと大きな富士山がリビングの窓からはっきりと見えた。あまりの絶景にしばらくうっとりとして、窓の前から離れられなかった。

本日習った料理は4品。
【霜月の日本料理】
向付:鯵ののり巻き
椀:蓮餅と焼き穴子の吸い物
焼き物:秋鯖の黄金付け
預鉢:柿ときゅうりと大根のごま酢和え

日本料理を本格的に習うのは初めてだったけれど、手順はいたってシンプルで、一つ一つの下ごしらえをしっかりとすれば、それほど難しいことはなかった。大変だったことといえば、魚の三枚おろし。やはりなれていないので、なかなか手こずる。

すべての調理を終えて器にきれいに盛りつけたら、すごく美味しそうになった。盛りつけや器の選び方なども、一つ一つ丁寧に教わる。

せっかく習った日本料理、忘れてしまわないうちに、早速夕飯に復習する。穴子がどうしても手にはいらず、そこは白身魚で代用したが、あとはすべてレシピ通り。家にある切れの悪い包丁が気にはなったが、それでも教室よりも魚がきれいにおろせて満足。やはり包丁買わねば、と改めて思う。鯵ののり巻きは、鯵の身を拍子木切りにして、かいわれと菊のおひたしを並べて海苔でお寿司の細巻きのように巻き、切り分けて、三杯酢で頂くのだが、これが一番おいしかった。

久しぶりに豪華な夕食になる。やはり自分以外にも食べてくれる人がいるというのは良い。
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by blossoms_0606 | 2006-11-24 23:39 | 日常

図書館と古本屋

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朝起きて、いつも通り家事をこなして、仕事などをしていたので、今日が休日ということをすっかりわすれていた。午後より、自転車で図書館へ出かける。

家から図書館までの道の間に、小さな古本屋ができたのは今年の夏ぐらい。時々のぞいて、なにか掘り出し物がないか探したりもする。ここで見つけた「阿弥陀堂だより」の文庫を、最近読み終えたのだが、映画を先にみていたこともあり、映画の美しい情景も頭に浮かんできて、気持ちのよい読後感だった。映画の中で、北林谷栄さんが演じていた、おうめ婆さんがとにかくすてきだった。おばあちゃん子の私には、人情味のあるおばあちゃんが出てくる映画というのは、条件反射のように涙がでてくる。

図書館で、阿弥陀堂だよりの原作者の南木佳士さんのエッセイを借りてくる。その他、登山関係の本、雑誌など数冊。夜料理をしながら、やはり一人分の食事を、栄養バランスをとってきちんと作るのは難しいと思う。

写真は奥多摩の山小屋でのもの。子供と山小屋のご主人の暖かい時間。
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by blossoms_0606 | 2006-11-23 23:18 | 日常

チェコアニメ

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最近、仕事の合間やちょっとしたときに、チェコアニメのDVDを見ている。ときどき、都内で上映があると、時間の許す限り見に行くようにしている。一昨年あたりに上映していた「クルテクとズデネックミレルの世界」は、あまりにかわいらしくてDVDセットを買ってしまった。

今年の春くらいに新宿と吉祥寺で上映されていた、チェコアニメ映画祭2006は、美術監督に焦点をあてたラインナップ。その中でも、ミロスラフ・シュチェパーネクが美術を担当した、「ふしぎな庭」シリーズがとても好きだった。子供たちの表情や洋服もすごくかわいらしいし、中でもいじわるな猫クンのキャラクターがすごく良かった。子供たちにことごとく意地悪をしようとするけれど、とにかくにくめないのだ。

チェコはまだ訪れたことがないけれど、訪れた友達はみな口をそろえて、すばらしかったという。いつか訪れてみたいものだ。その前に、期限のきれたパスポートをなんとかしないと…。
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by blossoms_0606 | 2006-11-22 22:44 | イラストレー ション/アート

調子がでない

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昨日のコンペ搬入で力を使い果たしたのか、自転車での帰りに、ぽつぽつ雨が降ってきたのがいけなかったのか、その後汗が冷えたのが、もっといけなかったのか、朝から体がだるい。こんな日は何事もうまく行かず、銅版画工房での作業も、あまり芳しくない。いつもなら充実感があるのに、この日はなんだか疲労と、ちょっとした挫折感を味わった。まあ、こんな日もあるとあきらめて、リセットの意味もこめて、帰りに喫茶店で一人、読書をする。活字に目を通している時間は、気持ちが休まる。この活字中毒は小学校から続いているらしい。
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by blossoms_0606 | 2006-11-21 20:18