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背中を押してくれたこと

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銀座の伊東屋にて開催されていた「ザ・チョイス展」。本日が最終日。一度訪れてはいたのだが、本日は違う目的があって、再び会場へ。

「ザ・チョイス」とは、「イラストレーション」誌が隔月で行っているコンペティションのことで、イラストレーターを目指す人にとっては登竜門と言われているもの。その年度内入選作品の原画が一同に見られるのが「ザ・チョイス展」。

さて、私の本日の目的は、「イラストレーション」編集長の片桐さんに作品を見て頂くこと。といっても、アポイントをとったわけではなく、会場に片桐さんがいらっしゃったら見て頂けないか、無理なら仕方ない、くらいの気持ちで出かける。最終日だし、沢山の人がいるのでは…と思ったのだが、ちょうどタイミングよく私の前には一人の男性がファイルを見てもらっているところ。それもちょうど終わったところのようで、横にちょこんと立っていた初対面の私に、片桐さんは「どうぞ。」と、向かいの椅子に座るようすすめて下さった。

ファイルを見てもらえるということで安心したのか、緊張の糸がすこしほどけ、片桐さんが自分の作品ファイルをめくる前で、自分の作品について、これからどうしていきたいか、どういう媒体で仕事をしたいか、などを、たどたどしいながらも、話せた気がする。

実は、片桐さんにファイルを見て頂くことは、何年も前から考えていた。でも、自分の作品と、イラストレーション誌に載っている作品を見比べてしまうと、どうしてもその勇気がでなかった。それが今回、実現して、すごく励みになったのは間違いない。そして、酷評されるのでは…と覚悟していたのだが、片桐さんは、私が前に進めるようなことばかりをお話して下さった。耳に入る言葉一つ一つが、とても勉強になった。

それにしても伊東屋はどのフロアも本当に見ているだけで時間が過ぎてしまう。この日購入したのは、「スウィングバード」という、起き上がりこぼしの鳥のようなデザインの修正テープ。それと「プラスマイナスゼロ」の深沢さんデザインの黄色い電卓。電卓はいくつか持っているのに、この黄色とフォルムにひかれてしまった。私はレモンイエローよりも山吹色に近い黄色が好き。電卓と同じ黄色のカーディガンを着て、レジに向かった私は、よっぽど黄色が好きな人と思われたかもしれない。
(電卓が嬉しかったので今日の画像はその写真)
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by blossoms_0606 | 2007-02-28 23:28 | イラストレー ション/アート

村上春樹さんと80年代

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私が良く読書をする場所の上位3つ上げると、頻度の高い順に、電車の中、入浴中、睡眠前ということになる。睡眠前は、本当は頭が覚醒してしまうので、やめた方が良いと言われたりもするのだが、枕元に常に文庫本が常備してあるので、寝る前に必ず手に取ってしまう。

その枕元文庫の中には、特に村上春樹さんの小説が多くある。その中の一つを最近また読み始めたところ、内容をすっかり忘れている部分もあったこともあり新鮮だったのと、やはり春樹さんの書く文体が好きだと再認識したのとで、毎日のように短編を少しずつ読んでいるこのごろ。

春樹さんの小説の中でも、私は80年代に書かれた作品が特に好きだ。もちろんリアルタイムでは読んでいないのだが、あの頃の作品の主人公の、人生のモラトリアム期を過ごしているような、社会に対する受け身、無関心を装った態度や言動に、なぜかひかれてしまう。そして一度村上さんの世界に入ると、なかなか抜け出せなくなる。

最近、幼なじみと再会した。その彼とひょんなことから80年代のサブカルチャーについて話しをする機会があり、その盛り上がりぶりに驚く。お互い、80年代なんてまだ小学、中学に通っていた頃だというのに。私は大学の頃、友達の家やサークルの部室でビックリハウスやガロなどを読んでいた、というと、友人からは、その頃のサブカルチャーの雑誌が並べられた画像が送られてきた。YMOが大好きだというその幼なじみは、今は音楽の仕事をしている。

そんなわけで、ここのところ頭の中に、少し80年代の風が吹いているのだ。久しぶりに岡崎京子さんの漫画を読み直したくなった。
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by blossoms_0606 | 2007-02-27 22:58 | 日常

1ヶ月ぶりの藤野へ

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月曜の朝、支度をして藤野町にある藤野芸術の家へ向かう。最近の藤野に行く日は、なぜかうっかり度が3割増しくらいになっており、電車に乗り遅れたり、乗り間違えたりの失敗ばかり。今日はそんなことないように、余裕をもって家をでた。(ほんの少しだけれど)

前日にかなりの風がふいた事で、雲が全部吹き飛ばされたのか、空は目を見張るほどの晴天。藤野につくまでに、電車を何度か乗り換えるのだが、その途中で、2回、富士山を大きく見ることのできる地点を通過した。青い空に映える富士山の白と雄大なフォルム。朝から気分が良くなる。

工房のメンバーと昼食をとるのは、いつも山々が真正面に見える斜面。冬は少し寒いのだけれど、ここに来る日は晴天の日が多く、日差しを受ける背中は暖かい。地面を見ると、緑が芽吹いてきていたり、遠くの木々にもつぼみらしきものが見える。ここに来ると四季を敏感に感じられるのだ。この日は可愛い親子連れのかくれんぼの様子が一部始終見られ、まるで絵本を見ているようだねと言って、それぞれが持って来たおにぎりやパンをほおばりながら笑い合う。

昼食後はいつもより集中しての製作。このメンバー達と3月の終わりにグループ展を行うことが決定しているのだ。あと少し、頑張ろう。
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by blossoms_0606 | 2007-02-26 22:41 | イラストレー ション/アート

コピ・ルアック

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比較的良く行く目黒シネマにて、かもめ食堂が上映されていたので、友人と見に行く。あまりの寒さに自転車は断念する…。

映画の中に「コピ・ルアック」と唱えて珈琲をいれると美味しくなる、という場面があるのだが、幻の珈琲「コピ・ルアック」については、以前にみなづき珈琲マスターから聞いたことがあった。
「コピ」は、珈琲を表すインドネシア語、「ルアック」はマレージャコウネコの呼び名。ジャコウネコが、珈琲の実を好んで食べてしまう。しかしジャコウネコは完熟した実しか選んで食べないから、その糞から未消化で取り出された珈琲の種子、つまり珈琲豆も美味しいな豆のだということで、幻の珈琲とも呼ばれているらしい。

最初にこの話しを聞いたときは、いくらきれいに洗浄したとしても、ジャコウネコの糞から取り出すなんて…と思っていたけれど、ネットショップなどでは100g、3000円、4000円などの高価な値段で取引されているらしい。かもめ食堂が上映されてからは、更に人気があがったとか。

我が家には、常に3種類ほどの豆が常備されていて、最近は、よそで珈琲豆を買うということは、すっかりなくなってしまった。我が家では珈琲が美味しくなるために、「コピ・ルアック」とは唱えないけれども、「粉の膨らみ具合を見ながら、珈琲豆と会話してお湯を注ぐように」とは、マスターから教わったことの一つ。

こんな寒い日の夜は、濃いめにいれた珈琲に暖めた牛乳を注いだカフェオレが美味しい。
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by blossoms_0606 | 2007-02-25 22:16 | 日常

銀座・アートクルーズ

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午前中、セツでデッサンを終えて、友人達と銀座まで。いくつか気になる展示があったので、それを見に行くことに。

セツに同期入学した友人が入選したという公募展を見に、まずは国際フォーラムまで。「日本・フランス現代美術世界展」というその展示は、年齢も国籍も様々な方の作品が入選していたけれど、身内びいきなしに、私は友人の作品が一番好きだった。いつもセツで見ている作品とはまた違う作品。彼女の絵は入学当時から見ていて、本当に素敵に変わっていくのを目の当たりにしているので、感激する。

その後、銀座まで移動して、伊東屋9Fにて開催中の「ザ・チョイス大賞展2007」、昭和通りにある創画廊にて、友人のグループ展、さらに月光荘画室にて行われていた、これもセツの友人の展示を見に行く。全部見終わった頃には、すっかり日も暮れてしまったが、たまにはこんなに集中していろいろと作品を見る日があっても良い。

夕方、久しぶりに会う友達と待ち合わせて夕飯を食べることに。近況報告などしつつ、楽しい時間を過ごす。それにしても寒い一日だった。
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by blossoms_0606 | 2007-02-24 22:15 | 日常

電話線を伝わって

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朝からしとしとと降り続く雨。

本当なら母が我が家に遊びにくる約束をしていたのだが、天気が大荒れとの予想に、ひとまず延期しようと電話で話す。いつものように、最近のことをつらつらと。話の中で、突然母が「話は変わるけど、あなた、来年あたり東京マラソン出ようと思ってない?」と、言われ心底驚く。最近走っているという話はしていたけれど、東京マラソンの話なんて、全く会話にのぼったことはなかったのに。「東京マラソンは抽選があるし、かなりの倍率みたいだからきっと無理だし、大体まだフルマラソンは走れないよ。」と返すも、あと何年か先まで、東京マラソンが続いていたら、なんとか走りきってみたいという思いも、もちろんある。

母は、走りこそしないけれど、ほぼ毎日、歩くことをしているらしい。どのくらい歩いているのかと聞くと、6km〜7kmとのこと。驚く。歩いているコースを聞いて想像してみても、かなりの道のりな気がする。昔から歩く事は達者だった母だけれど、そこまでとは。「お母さんも変なところで頑張ってしまうのよね」という母に、「あまりがんばりすぎないようにね」とエールを交換しつつ、やっぱり親子だ、変なところが似ているよね、といって笑い合う。

延期の日程を決める会話の中、「水曜日はだめ。『ハケンの品格』があるから。『チェオクの剣』の次に楽しみ」という母の言葉に笑いながら、次に遊びに来てもらう日が晴れるようにと願う。

夜まで降り続くといっていた雨は、夕方には上がっていた。夕方友人より届いた「夕焼けがきれい!」とのメールを読んで、近所まで買い物にでかけてみた。
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by blossoms_0606 | 2007-02-23 22:03 | 日常

ほまれの赤福と5年目の日と

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昔のku:nelをひっぱり出して、赤福本店について書かれた記事を読み返していたら、むしょうに赤福が食べたくなってしまった。タイミングよく家人が大阪に出張ということで、赤福のおみやげを頼む。

赤福には毎日「伊勢だより」という版画がついてくる。版画家の徳力富吉郎さんの木版画が、毎日違う絵柄で同封されているというのだからすごい。裏面には店主の方の挨拶が書いてあり、絵柄も裏の文章に合わせたものになっている。この版画が欲しくて、一時期、毎週のように出張から帰ってくる家人に頼んだこともあった。365日分を集められたら、さぞ圧巻のことだろう。

普段の赤福とは別に、毎月1日には、「朔日餅」といって、特別な餅が用意される。赤福本店ではそれを求めに、朝の3時すぎから整理券を求めて行列をつくるらしい。一度、友人が朔日餅を買って来て、お相伴に預かることがあったが、ちょうど他のものでお腹が満たされていて、あまり味わえなかったことを今更ながら後悔する。

夜、この日は5年目の結婚記念日だった。近所のビストロにて食事。昔ながらのビストロ、というクラシカルな店内は、決して気取ってはいないのに、かなりきちんとしたコース料理がでてきて、価格はリーズナブル。歩いていける距離にあるのがまた良い。5年間、お互い大きな病気や怪我もせず、無事に過ごしてこられたことを祝う。
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by blossoms_0606 | 2007-02-22 21:33 | 日常

スポーツの日

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朝から天気の良い週の真ん中。仕事の区切りがついたところで、晴れわたった空と明るい日差しに、いてもたってもいられなくなり、着替えて多摩川河川敷まで。

久しぶりに、日の光のあたる中を走る。やはり日光を浴びるて走るのは気持ちが良い。多摩川河川敷を橋から丸子橋から二子橋まで往復。東京マラソンが終わってから、少しランナーが減った気がする。河川敷を走りながらすれ違っている人の中にも、きっと東京マラソンを走ったランナーはいたのだろう。

夕方、まだ体を動かしたい気持ちが残っており、そのままテニスのレッスンへ向かう。1コマ1.5時間のレッスンを続けて2コマ、合計3時間のレッスンを受ける。さすがにレッスンを終えた9時には体がぐったりとしていた。当たり前か。

夜は野菜たっぷりの鍋。野菜だから、と言い訳をしつつ、運動のカロリーを帳消しにするくらい食べてしまったかもしれない。
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by blossoms_0606 | 2007-02-21 20:48 | 日常

久しぶりの水彩

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セツにて、久しぶりの水彩の授業に出る。

水彩の日は、だいたい2時間半くらいで、B2サイズくらいの用紙の水彩画を1枚描き上げるのだが、初めての授業のときは本当に苦労した。だいたい、筆を握ることが何年ぶり、水彩絵の具を使うのなんていつ以来か、という状態で描いた絵は、色々な言い訳をそこから差し引いたとしてもひどいものだった。

あれからセツで何枚の水彩画を描いて来たのだろう。もう4年も通ってしまい、そろそろ卒業か、と思いつつも、なかなか日常でデッサンしたり大きな水彩画を描く機会というのは設けられず、結局セツに力を借りて、場所や機会を提供してもらっているのだ。

水彩の授業の後はかならず合評会というのがあって、壁一面に生徒の作品がはられ、それに対して先生が一人ずつコメントしてくれる。(まれに先生の気分によって気に入った作品しかコメントしてくれないときもある。とばされたときの悲しさったら!)4年も在籍していたら、それなりに描くことにも慣れて、さーっと何も考えずに描けそうなものだが、全くそんなことはなく、相変わらずほぼ毎回思い通りにならない画面と格闘している。

セツが終わってから、新宿で友人と待ち合わせ。初めて入った新宿のカフェ・ユイット。座った席の真正面の壁に、大好きなDavid Hockney のリトグラフが飾ってあってうっとりする。アートの本が沢山あり、サンルームなどあってどこか日本離れした感じの店内。学生がそれぞれの席で本を読んでいる、パリのカルチェラタンにありそうなカフェ(あくまでイメージ)。新宿のビルの中ということを忘れてくつろぐ。店を出る頃にはすっかり雨は上がっていた。
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by blossoms_0606 | 2007-02-20 13:00 | イラストレー ション/アート

コトコト煮ること

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いつもなら藤野に向かっている朝、版画教室を休んで、朝から仕事。月曜日はエンジンのかかりが遅い。

午後になってなんとか仕事を終えて、昨晩からもどしておいた白花豆をことことと煮る。友人から届いた白花豆は、一晩水を吸って、ふっくらと大きくふくらんでいた。煮上がった豆を、まずはびんに詰めてハチミツを適量。最後にシナモンを少々。白花豆の蜂蜜漬け。一晩置くと、蜂蜜が染み込んだ花豆に、シナモンがちょびっときいて、優しい甘さのおやつになる。

白花豆と一緒に金柑も届き、沢山あったので金柑マーマレードにしてみた。沢山作ったので友人何人かにお裾分けするために瓶詰めする。金柑の透明がかったオレンジがとても奇麗。冷凍してあったペリカンのパンをトーストして、早速つけて食べる。酸味と甘みのバランスがたまらない。自分で作ったジャムは、どんな市販の物よりも美味しい。

ここのところ、雨が降ったり用事があったりで、4日ほど走る事をお休みしていた。夕方仕事が落ち着いてから多摩川へ。久しぶりで少し体が重いと思ったのは最初だけで、いつものコースを走りきる。この間、2月の月間走行距離が100kmを超えたといってひどく驚かれた。どうも運動することからは遠い印象を持たれていることが多いようで、冗談をいっていると思われているらしい。
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by blossoms_0606 | 2007-02-19 00:45