<   2009年 11月 ( 3 )   > この月の画像一覧

宮ヶ瀬湖へ

a0021649_11231974.jpg

中学時代の友人と、宮ヶ瀬湖へ出掛ける。宮ヶ瀬湖はずっと行きたいと思いながら、何故か未だ行けずじまいの場所だったので、念願叶って嬉しい。東名高速のインターを下りて、車がだんだんと山のほうに近づいてくると、窓からの景色は紅葉一色になっていき、本当に綺麗だった。赤や緑や黄色が、グラデーションを作りながらみごとな錦を成しているこの紅葉の季節が、私は一年で一番好きだと思う。

宮ヶ瀬に着いて、まずダムに向かう。ダムの下まで向かうのに「インクライン」という急斜面を下るケーブルカーに乗る。この時期は放水をしていなく残念だったけれど、35度の急斜面をゆっくりと下るインクラインに乗りながら、係の女性の説明などを聞いていると、社会科見学などを思い出す。

ダム下に下りて、そのまま近くの愛川公園を散策。可愛らしい路面電車のような乗り物も走っていて、家族連れが楽しそうに乗っていた。公園を一回り歩く。歩きながら中学時代の話などをする。私は、中学時代、あまり積極的に友人関係を作ってこなかった。高校もあえて友達があまりいない高校を志望したりもした。それについてはいろいろ複雑な思いもあるのだけど、大人になってから中学時代の友人とまた再会できるとはその頃は全く思わなかったし、今になってその頃の話をしたりすると、お互いに誤解があったりして、驚いたり、喜んだりする。

ダムを離れて、今度は宮ヶ瀬湖のほうへ向かう。この日はクリスマスのイルミネーションをしているということで、その時間まで周りを散策する。メインの公園とは少し離れたほうに、展望台のようなところがあった。しかし、誰もそちらへはいかず、お土産物やのある賑やかな通りばかりにいる。それならあえて、と思い、そちらへ足を伸ばす。急な階段や斜面を登らなくてはならずふくらはぎにだいぶ負荷がかかったけれど、辿り着いたのは、その苦労を忘れるほどの良い眺めの場所だった。宮ヶ瀬湖全体が見渡せ、先ほど後にしてきたダムまでも見える。これは今日一番の眺めだね、と言いながらしばしそこからの景色に見とれる。

イルミネーションの時間が近づき、公園に戻る。17時になり、少しずつあたりに灯りがともり、やがてメインのクリスマスツリーにもライトが点灯。それを見つつ、噴水のあるほうに移動すると、大きな吊り橋にともされたイルミネーションが、湖に映り込んでいて、それは綺麗だった。なのに、みんなクリスマスツリーのほうばかり見て、吊り橋のほうにほとんど人が来ていないのはもったいないと思う。三脚がなくて上手く写真がとれなかったけれど、シルエットになった山の稜線をバックに、大吊り橋や周りのイルミネーションが静かな湖面に映り込んでいる姿を眺めていると、なんだかとても幻想的な気持になった。
[PR]

by blossoms_0606 | 2009-11-29 11:10 | 日常

最近のつれづれ

a0021649_174064.jpg

気づいたら1ヶ月くらいブログの更新をしていなかった。

最近は、新しく作ったホームページに、絵を描いては載せ、描いては載せ(といっても、そんなに数は増えていないけれど)の日々。それから、コンペなどが重なったり、作品ファイルを作って、デザイナーの方や編集者の方にアドバイスをもらいに伺ったり…。そんな日々に、もちろん毎日の育児家事もあるわけで、なんだか文字のごとく飛ぶように日々が過ぎてしまっていた。前の記事に、10月の終わりに実家に帰ったことが書いてあるけれど、それがもう1ヶ月前のことだなんて驚く。

最近のことで印象に残っていること。

ある文庫編集部の方にお会いしたときに、その方おすすめの作家さんの作品で盛り上がる。その本とは穂村弘さんの「本当はちがうんだ日記」。最初は「装丁が可愛らしいですね…」から始まり、実はその装画は、うちの娘が履いていたアディダスのシューズに書かれていたイラストと一緒(marble SUDというファッションブランド?)ということで盛り上がり、「内容もすごく面白いのでぜひ読んで下さい!短いエッセイなので今この場でも!」と編集の方に勧められ、お言葉に甘えその場で、1、2章読んでみる。すると、本当にものすごく面白くて、なんと私は涙を流して笑ってしまった。営業に行ったというのに、編集の方の前で涙を流して笑いながら本を読むとは…。

そしてその帰りに早速書店にて買って帰る。本の街なので書店には困らない。それでも一軒目はなんと売り切れだった。どうしてこんなときに限って!でも今すぐ読みたい!という衝動にかられ、二軒目を周り無事に購入。そして帰りの電車の中でホクホクしながら続きを読んだのだが、これがいけなかった…。面白すぎる…。

私は、電車の中でににやにやと笑ってしまい、これ以上はまずいと慌てて本を閉じたのだけれど時既に遅しで、閉じた本の表紙を見ているだけでまた笑いがこみあげてくる。こんなに本を読みながら笑ったのは久しぶり。続きを読みたい衝動と、でもこれ以上この電車の中でにやけて恥をかくのは避けたいという思いで、若干後者が勝り、続きは家に帰ってから思う存分声を出しながら多いに笑って読んだ、という出来事。

この作品、穂村さんの身の回りの事を書かれているエッセイなのだけど、書いていることがいちいち私にあてはまることなので、人ごととは思えなかった。ここにはあえて書かないけれど、ああ、もうそれ私のことだよ!というような。それから、大島弓子さんの「綿の国星」を愛していて、オリーブを絶賛しているのも、なんだか他人とは思えない。(私は初期のオリーブそんなに詳しくないけど綿の国星はバイブル。)穂村さんは歌人としてしか知らなかったのだけど、こんな楽しいエッセイのことを教えてもらった編集者さんに感謝。こんな出会いもあるのだ。

この編集者さんと、盛り上がった話がもう一つ。
出掛けるときに、本を忘れると落ち着かないという話。この項目が共通する人とは、人見知りの私でもたいてい仲良くなれると思っている。とにかく、出がけに本を持っていないと落ち着かない。もし持っていないで出掛けたりすると、電車に乗る前になにか読むものを手に入れないとそわそわしてしまう。幸いにして改札をくぐる前に書店を見つけることができた時は、雑誌なり文庫なり、なるべく荷物にならなさそうな本を見つけて購入。しかもさらっと読めるものが良い。書店がない場合、駅のラックにあるフリーマガジンなどを物色。それすらない場合、無料の住宅情報雑誌までも手に取ってしまったりする。(最初や巻末に載っているコラムなどが面白かったりする。)それすら手に入れられなかった場合は本当に手持ち無沙汰で、そんなときは出版社の中吊り広告で最近でた新刊情報などを読みながら駅に着くまでの時間をつぶす。

活字中毒といえるほど、本を読む量が多いわけではないけれど、やはり本が好きなのだ。この編集者さんとは、出がけに持っていく本が、あと数ページで読み終わる場合は、もちろん2冊目も持って行きますよね、ということでも意見が一致。こんな話をずっとしていたので、営業の半分くらいは雑談していた。とてもかわいらしい編集者さんで、こんな方と一緒にお仕事が出来たら良いなあと思わずにいられなかった。

ところで最近寝る前に読んでいる本は、遠藤周作の「うちの女房うちの息子」。ずいぶん前に書かれた本で、どこかの古本屋で手に入れたものだけれど、これもまた面白く、寝るタイミングを失ってしまったりもする。
[PR]

by blossoms_0606 | 2009-11-27 00:24 | 日常

思い出に浸る

a0021649_14303843.jpg

先日、中学時代の友人に会いに実家に帰って来た。いつもは親子三人で帰るので、娘と二人だけで電車に乗って帰るのは、本当に久しぶりのこと。

中学時代の友人の一人は、結婚して海の向こうで暮らしている。そして今回、可愛い赤ちゃんを連れて帰ってきているとのことで、楽しみに会いに行った。まだ5ヶ月の赤ちゃんは本当に色がしろくて、瞳はグリーンで、とてもとても可愛らしい。友達もとてもおしゃれさんなので、雑誌に載っているような可愛らしい赤ちゃんだった。そして表情がとっても良くて、いつもにこにこしている。ちょうど友人のお兄さんのお子さんも一緒に会えて、うちのノノコさんはその中でも一番のお姉さん。友人にはノノコさんがまだ3ヶ月くらいのときに抱っこしてもらったりもしていたので、なんだか時の経つのは本当にあっという間だと思う。

その友人とは、小学校の頃に良く遊んだ。中学校になってからは部活などもあったので、あまり一緒に遊ぶことはなかったけれど、最近になって連絡がとれるようになって再会できた。インターネットというのは本当に便利だなあとこういうときは特に思う。

友人宅にいく道を、久しぶりにてくてくと歩いた。小学校の頃には少し遠いと思っていた道は、なんてことない、10分かからないくらいの道のりだった。近くの公園の遊具も、大きいと思っていたものがみんなとてもちいちゃく感じる。急にあの頃の記憶がよみがえる。一緒に遊んだ友達のこと、放課後になると遊びにいった公園のこと、グループができてきて、けんかしたりもしたこと。みんなはどうなのかわからないけれど、私は小学校、中学校の頃の記憶がとても濃い。色々なことを、とてもとても良く覚えている。あの頃の友人とは、何人か連絡をとっていて時々会う。その度に、やはり昔の話をしてしまったりする。

娘と二人で、小学校のときの通学路を歩いたりもした。近くのパン屋さんでは、中学校のときの後輩がお店を継いで働いていた。声をかけたかったけど、真剣にオーブンの前に立つ姿を見て、またの機会にしようと通り過ぎる。お父さんがフランス人の彼で、当時団地にできたフランス風のパン屋さんはとても洒落ていた。あれから20年経ってもそのお店がそこにあって、それを彼が継いでいることをなんだか嬉しく思う。いつまでも変わらない場所であって欲しい。

大学の頃、この街を出たいとさかんに思っていたことがある。母ともよく喧嘩をして、半ば強引に、就職と同時に東京で一人暮らしを始めてしまった。あの頃のことを、今でも後悔している。一人暮らしを始めて、母とは喧嘩も減り、一緒に暮らしていたころよりも色々なことを話すようになったけれども、実家に戻ることはなく、いつのまにか結婚してしまった。今となっては、もう少しの間、あの子供の頃を過ごした街で暮らしてみたかったと思う。
[PR]

by blossoms_0606 | 2009-11-01 14:07