2007年 02月 20日
久しぶりの水彩
セツにて、久しぶりの水彩の授業に出る。
水彩の日は、だいたい2時間半くらいで、B2サイズくらいの用紙の水彩画を1枚描き上げるのだが、初めての授業のときは本当に苦労した。だいたい、筆を握ることが何年ぶり、水彩絵の具を使うのなんていつ以来か、という状態で描いた絵は、色々な言い訳をそこから差し引いたとしてもひどいものだった。
あれからセツで何枚の水彩画を描いて来たのだろう。もう4年も通ってしまい、そろそろ卒業か、と思いつつも、なかなか日常でデッサンしたり大きな水彩画を描く機会というのは設けられず、結局セツに力を借りて、場所や機会を提供してもらっているのだ。
水彩の授業の後はかならず合評会というのがあって、壁一面に生徒の作品がはられ、それに対して先生が一人ずつコメントしてくれる。(まれに先生の気分によって気に入った作品しかコメントしてくれないときもある。とばされたときの悲しさったら!)4年も在籍していたら、それなりに描くことにも慣れて、さーっと何も考えずに描けそうなものだが、全くそんなことはなく、相変わらずほぼ毎回思い通りにならない画面と格闘している。
セツが終わってから、新宿で友人と待ち合わせ。初めて入った新宿のカフェ・ユイット。座った席の真正面の壁に、大好きなDavid Hockney のリトグラフが飾ってあってうっとりする。アートの本が沢山あり、サンルームなどあってどこか日本離れした感じの店内。学生がそれぞれの席で本を読んでいる、パリのカルチェラタンにありそうなカフェ(あくまでイメージ)。新宿のビルの中ということを忘れてくつろぐ。店を出る頃にはすっかり雨は上がっていた。
by blossoms_0606 | 2007-02-20 13:00 | イラストレー ション/アート