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国立新美術館へ

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「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」展が最終日だったので、国立新美術館まで出かける。この日は、銅版画展の搬入日でもあったので、かなり重い荷物を持って出かけることになる。多摩川を渡る頃になって、自転車で出かけたのは無謀だったのでは…と思い始めるも、引き返すこともできずに、よろよろとハンドルを支えながら、最寄りの駅までなんとかたどり着く。

国立新美術館に行くのは初めて。乃木坂の駅から本当に直結していたのに驚く。雨の日などは便利だろうなあ。「20世紀美術探検」は、想像以上に作品数が多くて驚いた。普通の企画展の5倍くらいの作品数はあったのでは。あまり時間もなかったので、いつもよりは早いペースで見て回ったが、それでも3時間くらいはかかってしまった。

以前にどこかの企画展で見たことある作品も多く、一つ一つの作品に目を止めてゆっくりみるというよりは、本当にタイトル通り、20世紀の美術の流れをざーっと確認するような展示。といっても、展示順序は時系列でもなかったりで、ちょっとバラバラな印象。しかし、大好きなクルト・シュビッタースのコラージュ作品が20点ほどまとめて見られたのは良かった。あと、ドイツのベッヒャー夫妻の給水塔の写真が見られたのが、予想外で嬉しかった。

夜は展示会場に移動して搬入作業。終電ぎりぎりまでかかってしまったが、なんとか展示できる形になって安心する。帰り道、口笛を吹いて自転車に乗るサラリーマンとすれ違った。よっぽど楽しいことがあったのだろうかと想像しながら自転車をこぐ。

by blossoms_0606 | 2007-03-19 23:24

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