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2008年 06月 16日 ( 1 )

捏ねる、待つ、膨らむ、焼く。

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子供が産まれてからなかなかゆっくりパンを焼く時間がとれず、しばらくパンを焼くことから遠ざかっていたのだけれど、友達とパンの話をしていたら、無性にあの粉を捏ねる感覚を味わいたくなり、久しぶりにパンを焼いてみることにした。

久しぶりだったので、手順をさっと復習して、あとは感覚を思い出す。粉、その他の材料を測って、粉と人肌の温度にした水を混ぜ合わせ始めると、だんだんと感覚が戻ってきた。最初は生地がべたつくが、しばらく捏ねるとそのべたつきもなくなり、徐々に弾力が出始める。更に捏ねると、生地がしっとりまとまってきて、つやを帯びてくる。親指の腹の部分でぎゅっと押したときに、パン生地がぐっと戻ってくるくらい弾力がついたあたりが、私の中では捏ね上がりの目安。

これからの季節は、パンを焼くにはちょうど良い。湿度があって気温も高くなるので室温で発酵ができる。この日はまだ室温発酵にはちょっと温度が足りなかったので、オーブンで発酵。とはいえ、発酵機能が付いているわけではないので、オーブンを予熱し、ちょうど良い発酵温度と湿度を見極めるのは、手を入れた感覚に頼るしかない。

約1時間発酵して、生地が二倍くらいの大きさになったら発酵終了。生地を等分して、丸め込む。切り口を下に向かって丸め込むようにして、なるべく生地の張りをこわさないようにする。

その後二次発酵。焼くためにオーブンを予熱する時間を逆算して、少し早めにオーブンから出す。湿気が逃げないように湿らせた布をかぶせて発酵終了までもう少し待つ。すると、綺麗に膨らんだパン生地が出来た。予熱を待つ間、最終作業。まず生地のてっぺんにナイフでクープをいれる。クープをいれたときに、発酵が上手く行ったかどうかがわかる。ナイフを入れた時、生地にすっと切れ目が入って綺麗な切り口になれば、発酵は上手くいっている。発酵に失敗すると重たい生地になってしまって、切り口がべたついて上手く開かない。この日は久しぶりだったが上手に最終発酵までできた。クープを入れることで、水分も適度に抜けて軽いパンになるのだ。

開いたクープに5mm角くらいのバターをのせる。この小さなバターだけで、ぐっと風味が良くなる。切り口を乾燥させない役割もあるらしい。あとは180度のオーブンで10分焼いて待つだけ。

久しぶりのパンはいつも通りの焼き上がりになり安心する。焼きたてをさっそくほおばると香ばしい小麦の香り。この焼きたてが食べられるのが嬉しくて、時間を見つけてはパンを焼いていた1年前くらいまでのことを思い出した。せっかくの良い季節、時間を見つけて粉を捏ねてみようと思う。

by blossoms_0606 | 2008-06-16 23:34 | 日常